2012年11月13日火曜日

03.ボッチッチ魔王様

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「ククク・・・」
邪悪な顔で毒りんごを召喚されるアヤ君。

それ、どんどんどんどん溜まってきてしまって
処分にたいへん困るのでなんとかしていただけないですかね魔王様(^~~^)


さーて魔王様の今朝の朝食は
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OH・・・ジュースでございますか・・・w
なんというか・・・うーん侘しいッ!侘しいですぞ魔王様!
あまりの侘しさにシリアルの時みたく上手いごまかし方が思いつきませぬ!www

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「・・・・」
無言でジュースをすすられる魔王様
こ・・・これがワビサビというものなのですね!魔王様!
魔王たるものワビサビの美しさくらい知っておかなければなりませぬ!(無理やりがんばってみた)


さて、食後は
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魔王様に課せられた義務である魔王タイムを淡々をこなされます

いつもならここでさみしさに耐えられず鏡の中の人に話しかけにいくのですが
今日のアヤ君はいつも以上になにやら物憂げです。
「なんじゃ、気分が優れぬな・・・昨晩あまり寝てないからかのぉ・・・」

「そうじゃ。昨夜、眠れない時間の有効活用として錬金術スペースの掃除をしたのじゃ」
「さっそく錬金術の練習でもするかの・・・」



やろう!と決めたら早い魔王様。
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さっそく錬金術のお勉強にとりかかりますが、

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「だめじゃ、集中できぬ・・・」
ご気分がすぐれないようです。

そういうときは無理にお勤めしても良い結果をうみません!
パーッと何か楽しいことでもなさいましょう!
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ということで、趣味の鉄道模型でも眺めて気分転換をする魔王様
「ヒューー!!やっぱりシムズ鉄道界の貴婦人!SV5000の走りは最高じゃの!!!」

男の子ならだれでも大好き!鉄道模型!
それは魔王様も例外ではなく、大好きな鉄道模型なら何時間でも眺めていられる感じです!

これでちょっとは気分転換になったかなーと思いきや、
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今日はなんだか・・・そんな気分でもないご様子。

「なんじゃろう・・・なんだか・・・」
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「ものすごく、さみしいぞ・・・!」

そう。魔王様のなんだか嫌な気分は筆者の嫌な気分
つまり筆者の心の社交が真っ赤なせいでありました。

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大きな御屋敷にひとりぼっちで住むとかマジさびしすぎてやばい・・・
ひとりぼっちだからチェスをする相手さえいないし・・・

てか話し相手が鏡しかないとかマジで無理・・・鏡じゃ全然話してる感じしないしぃぃぃ!
常に大家族プレイばっかりやっている筆者にぼっち世帯は無理やったんやー!!


なんかあまりにもさみしいので
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ヒルダちゃんを召喚することにしちった★
あどばいすありがとん!

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「深き闇に眠る者よ 我が嘆きを聴き届けたならば目覚め、世界を蹂躙する影となりたまえ」

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「来たれ【淑女たる白き悪魔】(ボーンヒルダ)」


supana3-13のコピー
けっこうもったいぶって出てくるのかと思ったら案外ヒョイッと出てきてワロ

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「アラ?アンタがここの主サマ~って!あなtいいえ!アナタサマは魔王様じゃありませんカ!!」
「おっ。さすがに闇の住人に【擬態】(セレクタ)は通じぬか」
「エエ!闇の波動ビンビン出てますもの!これはわからない方がアホかト・・・」
「って!アラやだアタシったら!ご無礼ヲ・・・!

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「ふふふ・・・余は全然気にせぬぞ。ついでじゃ、敬語もよせ」
「エ・・・イイのデスカ?」
「あぁ、かまわぬぞ。これから、そちは余とふたりっきりなのだからな」
(エッ・・・ヤダなんかコワイ)


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(マ、雇い主が変人だろうと魔王だろうと、文句を言わずに仕えるのがヒルダちゃんヨ)
(ソレがアタシの誇りだモノ!このお屋敷もカンペキに仕えてミセルワ!)

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(マズは主寝室からお掃除ヨ。フフフフ~ン♪)

「【淑女たる白き悪魔】(ボーンヒルダ)や」
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「ン?魔王様?どうなされマシタ?」
「敬語はよせ」
「アッ!そうダッタ!どうしたの?」

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「トイレットペーパーという発明についてどう思う?」
「はぁ?」
「水に溶けて流せるだなんてすっごくお手軽じゃ。よく考え付いたもんだのぉ」
「ハァ・・・そう・・・ネ」
「しかも最近のものは芯がないものまであるらしいぞ。ほんに素晴らしい発想力じゃ」
「そもそも人間というものは・・・うんぬんかんぬん」



「ハァ・・・」
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(途中で抜け出せてヨカッター・・・)
(魔王様のバカみたいにクソ長い話(ただし中身はない)を聞いてたら夜になっちゃうワ!)

「ヒルダや。ヒルダ」
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(ゲッ!またデタッ!)
「【淑女たる白き悪魔】(ボーンヒルダ)よ。余の話はまだ途中じゃぞ」
「アッー・・・魔王様のお話がアマリにも含蓄あるカラ、聴きほれちゃうとマズイナーって思ッテ!」
「そうか!さすがは我が友!よくわかっておるの!」

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「ト・・・トモ!!?」
「エーちょっと!アタシたちいつの間にトモダチになったのヨ!」
「余に出会った瞬間からじゃ」
「強引ーーーーーーー!!!!」

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「強引な方が好きじゃろう?」
「イヤ・・・知らなイ・・・」
(ヤダ・・・このヒト思った以上にめんどいカモ・・・)
ダヨネー(^0^)


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「ハァ・・・アタシ、思った以上にやっかいなとこに仕えちゃったカナ・・・」

魔王様以上にやっかいな存在はいないから今はド底辺だね!
もう底が無いからこれからは上がるだけだよ!やったねヒルダちゃん!

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「ヒルダや。ヒルダ」
「ウゲッ!またデタ!」
「そうじゃ。また出たのじゃ。うれしかろう?」

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「ハイウレシイデスーってんなワケないでショ!アンタねー…!」
「ところでヒルダよ。そちはチェスなぞ嗜む方か?」

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「ハァ?チェスゥ?」
「そうじゃ。余は魔界にいたころからこれの大ファンでの!」
「人間界に来たら是非シムと対戦したいと思っておったのじゃ」


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「だから、そちがするなら余と一緒に・・・」
「ンー・・・アタシ、チェスとかやらないし興味ナイシー」
「・・・そうか」


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(ふむ。【淑女たる白き悪魔】(ボーンヒルダ)にも趣味や興味なぞがあるのだな)
(どれ、ちょっと調べてみるかの・・・)



(おや・・・?)
(気づいたらもうこんな時間か・・・)

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「ヒルダ。ヒルダや」

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「いないのかのー?」

「ふむ。もう巣に帰ってしまったのじゃな」
「・・・まぁ、よい」

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「あああああああああああああダメじゃ!!!!」
「さみしい!!さみしすぎる!!!!こんなさみしさ余には耐えられんぞ!!!」

「誰でもいい!誰でもいいから余の話し相手になってくれえええええ!!」



寂しさが臨界点を突破しちゃった魔王様。
あまりのもご不憫なご様子なので
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深夜でもなんらかのシムがいるエリクサーショップへやって参りました。
(コンビニ的感覚)

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レジの青年はなかなか好青年っぽい感じがいたしますし
魔王様のお暇つぶし相手にもってこいでしょう

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「余はこの世界を征服するために参った魔王じゃ。よろしくの」
(なんか変な客キターーー)
深夜のコンビニバイトさんはこんな感じなんでしょうね(^b^)


よっぽどシム恋しかったのか
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あいさつするなりご自分が主体となって積極的に話しかけるアヤ君。

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コンビニバイトも楽しんでくれてるみたいだよ!よかったねぇ~

と、ここで魔王様に話しかけられてちょっと調子にのったバイト野郎が
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「君ってけっこういい感じだね。俺、けっこうタイプかも」
「ん?」

「誘惑」なんてしてきやがりました

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当然気持ち悪がる魔王様
バイトメガネの「えっ」という顔がしらじらしいですな!

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(よくもまぁ余を口説こうなどと思ったの。)
(その勇気に敬意を表して今夜は何もせずに帰ってやろうかの)


普段なら八つ裂きにして屋敷の池にでも沈めているところですが、
お話し相手になってくれたのでチャラにしてあげることにしたようです

ノブレスオブリージュ!高貴な振る舞いですな!

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コンビニバイトに口説かれてイラッとしましたが
なんとなく、気分が軽くなっているのを感じた魔王様でした。


To Be Continued…



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