2014年3月22日土曜日

かもみーるものがたり(あめーばぴぐは紫髪の設定ができなくてかなしいよ物語)



ある日____
目が覚めたら俺は・・・ぐちゃぐちゃに散らかった・・・・見知らぬ部屋にいた










ここはいったいどこだろう?
俺の住んでいた世界とはまったく違っているような気がする
おもにピクセル的な意味で




よくわからないけどとりあえずおなかが減ったので
目の前にあった食べ物を食べよう


もぐもぐもぐ・・・・・


おなかが満たされて少し満足した俺は
外に出てみることにした





すてきなお庭で俺のだいすきな苺タルトをたべたり




チョイ悪気分で夜の街へ繰り出し、ビールを飲んだり




そこの店主に見込まれて、カフェのオーナーに大抜擢。
自分の店を構えることになったり



なんだかんだと充実していた

いろいろ素敵なできごとがあった
いろいろ素敵な人にであった



だけど_____





この胸の・・・・空洞はなんだろう


なにか、なにかが足りないのだ

俺のすごく、大切なもの

「らべんだー」


単語だけは覚えている

なのに、
わからない。それがいったいなんなのか



この世界ですごすうちに
俺は____前いた世界の記憶をなくしてしまっていたのだ


たいせつなものだった
とてもたいせつだった


「らべんだー」



「ソレ」への想いだけは、むくむくと膨らんでいくのに
記憶のカケラはどんどんどんどん薄くなって___

「らべんだー」という単語すら、忘れてしまいそうになる


そのたびに
俺の胸は___ぽっかりと穴が開いて

痛む


自分が自分でなくなってしまいそうなほど____






____だから




俺は「ソレ」を飼うことにした


黒い静かな目をした綺麗な鳥に、「らべんだー」と名づけて




柵の中に動物を閉じ込めて、少しほっとする
こうすれば、俺は「らべんだー」を忘れることがないだろう



「らべんだー」

「らべんだー」



俺は鳥に毎日話しかける



「らべんだー」

「らべんだー」 と







もう、その意味すらわからないのに








「らべんだー・・・・どこ・・・・・?」








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