2013年1月30日水曜日

【801】ドキッ!ホモォだらけのBL学園! 第八話♂ いじめっこと体育祭 -始動- 【前編】



大野「みんなひさしぶり」

ウサギ「おおのー!おおのじゃんかーー!うわーひさしぶりだなー!」

生徒「大野ー!怪我はいいのかー!?」

大野「ああ、もうすっかりよくなったよ」









ルイ「あ、大野君・・・」

大野「おー!ルイじゃんー!ひさしぶりー」

ルイ「たいへんだったみたいだね・・・ケガはもう大丈夫なの?」

大野「ああーもう、それはマジ完治したから。てかさ、聞いてくれよ。マジでありえなかったんだぜー?安藤の野郎がさ・・・・」


??「有り得ないのはおめーだよwwwwwwwww」




大野「あ、安藤・・・・!?」

安藤「あーw大野君ティーーーーッスwwwww相変わらず雑巾みてぇなツラしてんなwwww

ルイ「あの 安藤君・・・・ちょっと・・・・そういう言い方は・・・・」
(ていうか、なんでここに座ってんの・・・・)

安藤「あwwwそっかwwwそうだなwwwwホントのこと言っちゃ悪いもんなwwwwチッスwwwwゴミwwwwww

ルイ(悪化してんだろうが!!)




大野「お前・・・・停学になってたんじゃ・・・・」

安藤「停学開けたに決まってんだろwwwww」

大野「・・・・」

安藤「え!?www何wwwww俺がいちゃ悪い系?wwwww」

大野「は・・・?べ、別に悪いなんて一言も言ってねぇだろ・・・・」




安藤「・・・まさか、またなんか企んでたんじゃないよなぁ?」

大野「・・・っ」




大野「・・・・ルイ、それじゃ・・・また後でな」

ルイ「あ うん・・・・」






安藤君の停学期間が終わったころ衣替えの季節になった。

処女を奪う宣言をされてからもう既に何か月か経っていたが
僕には相変わらず友達がいなかった




「ねぇ 安藤君 君いつまでそこにいるの もうすぐHR始まるんだけど」

「あ?wwwそれが?wwwwwwwww」

「それがって・・・・!君がここにいると僕まで怒られちゃうんだけど」

「はーーー?wwwwwww」




「ここ、俺の領土だからwwwww」

「領土!?」

「そ、お前の机は植民地なんだよwwwつまり俺のものってわけwwwwわっかるかなー?wwwwwww」

「勝手に植民地にすんなよ!!ていうか、意味わかんないから!」

「そかwwwじゃ、やっぱ身体でわからせるしかないなwwwwww」

「ふざけるな!!!この クレイジーサイコホモ!!!!」

「うほwwwwwwおkwwwwwwwwwwwww」




(まったく・・・!相変わらずだなぁ 安藤君は・・・・)

停学の間、ずっと安藤君に会っていなかったからだろうか
こんなバカみたいなやり取りにさえ懐かしさを覚えてしまう



今日も安藤君はわけがわからない

何を考えているのかさっぱりわからない
何も考えてないのかもしれない

でも・・・


悪い人じゃない。それだけは・・・・わかるから
彼を憎みきれないんだ

きっとそうだ。


・・・会いたくないはずの顔を見て、なんとなくホッとしてしまったのも・・・・
そういう理由に違いない





あの時、安藤君がくれたキスと言葉に僕は戸惑っていた


・・・あまいキスだった
あまい、あまいキス・・・・・

だからこそわからない
どう受け止めていいのかわからず、まるで消化不良のようにわだかまっている

わからないままずっと会わないでいたから、
だから・・・・安藤君と会えて、ホッとしちゃうし


・・・・・ちょっぴり嬉しいんだ


嬉しいなんて、おかしいな

安藤君は僕をいじめている__いじめっこなのに・・・・・













「えー・・・では、これからホームルームを始める。今日の議題は体育祭についてだ。
「皆知っているとは思うが、我らがGAY院の体育祭はただの体育祭ではない。学園祭に次ぐメインイベント・・・・血肉が滾る男たちの祭典・・・漢祭りだ!クラス一丸となって準備に取り組むように。」

「では、これから役割分担を決める。まずは選抜リレーに出場する選手だ。誰か脚に自信のある者はいるか」


生徒「え~~だり~なぁ~~~」

ザワザワ


田中「山内。お前なれ」

山内「エエッ!?僕ぅ!!?」

田中「脚速いだろ。お前が適任だ。あとは・・・・竹沢。お前も速いな」

竹沢「!!?」




ルイ「ねぇ・・・アレ 役割決めっていうか・・・強制だよね」

「アレがあいつのやり口なんだよwwww」

「ひどいやり口だな」


「・・・・・・・・・ねぇ 安藤君はやらないの?」

「はぁ?何でおれがwwwwwやるわけねぇだろwwwwそんなんwww」

「なんで?だって あんなに脚が速いのに」


リレーの選手と聞いて真っ先に思い浮かんだのは安藤君だった。
それほどまでに安藤君の脚は俊足で、だから適任だと思うのに・・・・


「そりゃさーwww」




「周りのやつらが嫌がんだよ。俺と一緒だと」




えっ・・・・?


「だからしないっつーかwwwできない系?wwwみたいなーーwwww
「まぁ、実際体育のセンコーにも体育祭出るなって言われてっからなwwwwwwww俺が出るとみんなビビッてまともに走れねぇから・・・・


体育の先生が・・・・安藤君に、そんなことを・・・・?




・・・・ひどい話だ。
いくら安藤君が不良で、めちゃくちゃで、どうしようもない生徒でも
どうしてそんなことまで言われなきゃいけないのだろう
一介の体育教師にそんな・・・・「出るな」なんて言われる筋合いはないだろうに・・・・!

教師の悪意に胃がむかむかする
でも・・・・もっとむかむかするのは・・・・・・安藤君だ


どうしてそれを受け入れて、笑いながら僕に話すんだよ
安藤君はそれでいいの?

・・・・理不尽だとは思わないの?


安藤「っておーーいwwww聞いてんの?wwwwww」


まるでなんでもないことのようにへらへらとしている安藤君の態度に、僕は思いもよらないほど苛立ちを感じていた

だから___僕は




「あの・・・田中さん」


「ん?何だ。ルイ・スウェイン」

「僕・・・・選抜リレーのアンカーは安藤君がいいと思います 安藤君を推薦します」


安藤「はwwwwwwwwwwwwwwwwwww」





「ちょっwwwwwwwおいwwwwお前wwww何言ってんのwwwwwww」

「安藤君は元陸上部員だし 脚速いから 適任だと思います」

「だからーwww俺、できないっていってんじゃんwwwwww」

「そんなの知らないよ」

「はぁ!?!wwwwおま・・・wwwマジでクレイジーだなwwwwネジどっかイッちまったんじゃねぇのwwwwww」


生徒たち「え・・・安藤・・・・?安藤がやるのか・・・・?」

ザワザワ...




「安藤が・・・リレー選手だと・・・・?馬鹿げた話だな」

「あら~~ん!いいじゃない!そ・れ・で♥ カレはと~~っても脚が速いわぁ~~ん!優勝間違いナシよ~~ん♥」

「・・・先生。彼の出場は止められていたはずでは?」

「いいのよ~ん♥ 私がなんとかするわ~~ん!と、いうことで!リレー選抜のアンカーは安藤クンにけって~~~い♥」

「・・・・」


安藤「ちょwwwwwwちょっwwwwwwwwwwwwwwwえーーwちょwwwマジありえないわーーwwwww」




安藤「・・・あ!ハイ!先生wwwハイハイ!!」


ピンク「あらあら~~ん?なにかしら~~~ん?安藤クン」




「あの、えっとぉーーwwwボクぅーwwwルイ・スウェイン君を応援団に推薦しまーーすwwwwwwwwww」

ルイ「はぁ!?応援団って・・・・ちょっと・・・・!何言ってんだよ!」

ピンク「あら~~ん!!イイわねぇ~~ん!とっても素敵な案じゃなぁ~~い♥」


「せ・・・先生まで・・・!」




「楽しいわよーん!応援団♥
「プライドが交差する激しい応援合戦・・・・男と男の熱い咆哮、汗がしたたる甘美な肉体♥
ぷっくり乳首♥ はァ~~~ン♥ 孕むぅうう~~~~ん♥♥♥」


ルイ「先生きもちわるいです」




「あれーー?wwwやんないのー?w人には推薦しておいて自分はやんないとかwwww
「そいういうのってよくなくねーー?wwwwww」

「くっ・・・・!」


何も考えていなかった。
ただ、気が付いたらあんなことを口走っていて・・・・・

(まさか推薦し返してくるなんて・・・・・しかもよりによって応援団!?そんなの、できっこないよ!)


「・・・僕 応援団なんてやったことないから・・・わかんないし!」




「では、俺が応援団に立候補して教えてやろう。それならわかるだろう?」


ルイ「えっ・・・!?あの・・・・・・僕はそういう意味で言ったわけじゃあ・・・・」

「できるまで何度でも教えてやるぞ」

ルイ「えっと・・・いや・・・・・その・・・・・・」




田中「だからいいだろう?応援団に入ってくれるか?」

これじゃあ、ほとんどお願いじゃないか・・・・!
そんな風に皆の前で頼まれてしまっては断ることなどできっこない
僕はしぶしぶ頷くしかなかった

「は・・・はい・・・・・・わかりました」








田中「よし、これで応援団は決まったな。次に応援団の衣装をつくる衣装係だが、誰かやってくれるものはいるか?」





先ほどまでざわついていた教室が・・・・田中さんが言葉を発した途端に静まり返る

居たたまれない空気にドキリとして顔をあげると・・・・
皆心底嫌そうに、推薦されないように瞳を伏せていた




・・・・そりゃそうだよな


どこのグループに所属しているわけでもない僕はクラスの爪はじき者。

安藤君という大きな存在がいるから、あれ以上手ひどい目には遭っていなかったけれど
ただ、それだけだ。
いてもいなくても同じ、空気みたいな存在

そんな僕に・・・・労力を惜しもうとしてくれる人なんているわけがない



教室で誰かと会話できると、忘れてしまいそうになる

僕には友達がいないんだってことを・・・・・・




田中「おい、誰かやってくれる者はいないのか?それならこちらから打診するが・・・・」

??「はいはいはいーーーい!」





「おれがやるぞーーー!」


ルイ「え・・・・ウサギくん!?」




「ルイの応援服はおれがちくちくぬうぞーー!」

元気よく立候補してきたウサギ君に目を丸くしてしまう
だって、いかにも体育会系なウサギ君が衣装係って・・・意外にもほどがある
そしてなにより・・・

「・・・・・いいの?」

「んー?いいって何がだーー?おれ、衣装係一度やってみたかったんだぞー!だからおれがなるんだぞーー!」

はずむように明るい声とひまわりみたいな笑顔で、彼は言い切った




胸の奥がふわりとあたたかくなる

ウサギ君はただ、僕に気を使ってくれたんじゃない
きっと心の底からやりたいって思って言ってくれているんだ・・・・・

それがただただうれしかった


「・・・・りがとう」

ウサギ「んーー?なんだー?なにか言ったかーーー?」



「なんでもないよ」






2 件のコメント :

  1. こんばんわ!
    BL学園と聞いて読み始めてみたら、ピンクちゃんしか暴走していないってゆーーーwww
    それよりも男の友情にジーンとしました!
    安藤くんもウサギちゃんも癒してくれること言っちゃってくれますなーー(´Д`)
    そして、漢体育祭が楽しみすぎる。。。。。ヾ(゚Д`;≡;´Д゚)ノ゙

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    1. おはようございます!!!^///^
      マトモじゃないようでみんな意外とマトモなBL学園です(笑)

      男のゆうっじょう!!熱いのおおお!!!
      いやはや!ウサちゃんは大野君とはちがって(笑)イイコなので、ルイ君本当によかったね!って感じですね!ww
      このままいい感じにすすんでいけばいいんですけど・・・w

      体育祭編は体育祭始動、体育祭準備、体育祭本番!という流れで行こうと思っています^^
      私も漢祭りの撮影がいまから非常に楽しみですwwwwwwwww
      もう・・・・wニヤニヤしちゃううううううwwwwwww
      コメントありがとうございました!^///^

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